寒い冬からやっと暖かくなる春は冬場に溜め込んだ老廃物を促す季節で、それに便乗してダイエットの効果が見込めそう
そのデトックスには春の山菜が大きく貢献してくれそうです。
そして、一番は肝臓の働きが老廃物を促してくれるので、健康でなければなりません。
今回は山菜もですが肝臓の働きについても詳しく説明していきますね。
春はダイエットに適した季節
暖かくなってきて、なんだかカラダが重だるいなと感じることはないですか?
それは、カラダに溜め込んでしまった老廃物を、肝臓が一生懸命解毒しようと頑張っているからなんです。
冬の間に増えた中性脂肪は、肝臓の毛細血管を圧迫して、肝臓の働きを弱らせてしまうことがあり、このようなタイプの人は、春の不調を感じやすくなっています。
しかも、それに加えて春は環境の変化や寒暖差によって、自律神経も乱れやすく、自律神経が乱れると、気分的にも不安定になったり、眠気やめまいを感じたりしてしまいます。
なぜダイエットの季節?
寒い冬になると、人間はカラダを守るために脂肪を蓄えるように働くんですが、逆に、春になり暖かくなると、新陳代謝が活性化してくるんです。
つまり、人間のカラダは、冬の間に溜め込んだものを蓄積しないように、春はしっかりと代謝していくようにできているんです。
それで、春はデトックスに向いている時期で、ダイエットを成功させやすい季節とも言え、さらに、ダイエットをすることで、春に引き起こるさまざまな不調を解決することにも繋がります。
春はデトックス
春は漢方医学では冬場にためた老廃物を出す「肝」の季節だそうです。
東洋医学では『陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)』といい、5つに分けて物事の相関関係を考える哲学があるんですが、内臓もそのひとつで、内臓に対し、色も分けられていて、春の色は青、つまり緑色なんです。
緑色の食材は、解毒作用を促したり、余分な熱(炎症)をとったり、春に起こりがちな体の不調を予防するのに良い効果があり、春のデトックスにもこの緑色のものをたくさん食べるのをオススメします。
その中でも特におすすめしたい春のデトックス食材の山菜について紹介します。
肝の解毒作用を高める春の山菜
せり
セリ自体は、多年草で、茎が直立して高さが1〜2メートルになり、花は小さくて白色や緑色をしています。
セリの根、茎、葉は食用とされ、料理やスープの香味付けや、薬用として利用されます。特に、セリの種子はスパイスとして広く使われており、セロリシードとして知られています。
- 利尿作用:セリには利尿作用があり、体内の余分な水分を排出する助けになります。そのため、むくみの解消に効果的です。
- 消化促進作用:セリには消化促進作用があり、胃腸の働きを助けます。また、胃酸の分泌を促進することで、消化を助けます。
- 血液浄化作用:セリには血液浄化作用があり、毒素を排出する助けになります。特に、腎臓や肝臓の機能を高めることで、血液の浄化を促進します。
- 免疫力向上作用:セリには免疫力向上作用があり、体内の免疫力を高めることができます。それによって、風邪やインフルエンザなどの病気にかかりにくくなります。
- 抗酸化作用:セリには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減らすことができます。そのため、老化や生活習慣病などの予防に役立ちます。
ただし、セリにはアレルギー反応を引き起こす場合があります。また、妊娠中の女性や授乳中の女性、薬を服用中の人は、事前に医師に相談することが必要です。
菜の花
春を感じる食材のひとつ。アブラナ科の黄色い花の総称で、いろいろな種類の菜の花がありますが、共通する薬膳的な効能は、「解毒(げどく)、消腫(しょうしゅ)、通便(つうべん)」といったものがあります。
- 抗酸化作用:菜の花には、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が含まれており、体内の活性酸素を減らすことができます。そのため、老化や生活習慣病などの予防に役立ちます。
- 血管の健康維持:菜の花には、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれており、血圧を下げる作用があります。また、ビタミンKなどの栄養素も含まれており、血液凝固を促進することで、血管の健康を維持する効果があります。
- 美肌効果:菜の花には、ビタミンAやビタミンCなどの栄養素が含まれており、肌の健康を促進する効果があります。また、抗酸化物質の作用によって、肌の老化を防止することができます。
- 疲労回復効果:菜の花には、ビタミンB群や食物繊維などが含まれており、疲れた身体を回復させる効果があります。
- 肝機能改善効果:菜の花には、グルコシノレートという成分が含まれており、肝臓の機能改善に役立つとされています。
茹でて辛子和えやおひたしにするのも良いですし、パスタなどもオススメで、デトックス食材の中ではクセの少ないものなので、山菜などアクの強いものが苦手な人は菜の花がいいですね。
ただし、菜の花にはアレルギー反応を引き起こす場合があります。
また、薬を服用中の人や妊娠中の女性は、事前に医師に相談することが必要です。
ふきのとう
春を告げる食材のひとつで、独特の苦味に春を感じる山菜のひとつです。
薬膳的な効能としては「健胃化痰(けんいかたん)、涼血解毒(りょうけつげどく)」といい、余分な湿気をとったり、余分な熱や毒を取り除いたりする作用があります。
- 血糖値の調節:フキノトウには、インスリンに似た作用を持つ成分が含まれており、血糖値の上昇を抑える効果があります。
- むくみの解消:フキノトウには、利尿作用があり、体内の余分な水分を排出する助けになります。そのため、むくみの解消に効果的です。
- 疲労回復:フキノトウには、ビタミンB1やビタミンCなどの栄養素が含まれており、疲れた身体を回復させる効果があります。
- アンチエイジング効果:フキノトウには、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれており、体内の活性酸素を減らすことができます。そのため、老化や生活習慣病などの予防に役立ちます。
- 美肌効果:フキノトウには、ビタミンAやビタミンCなどの栄養素が含まれており、肌の健康を促進する効果があります。
一気にたくさん食べるのには適しませんから、蕗味噌などで少しずつ食べるのも良く、フキも同じく解毒作用があります。
ただし、フキノトウには、アレルギー反応を引き起こす場合があります。
また、高血圧の人は、過剰な利尿作用によって血圧が下がることがあるため、注意が必要です。
わらび
春を告げる山菜のひとつで、わらび餅の原料でもありますが、薬膳的効能としては、「清熱利湿(せいねつりしつ)」、涼血利尿(りょうけつりにょう)」で、余分な熱をとり、利尿作用のある食材なんです。
江戸時代の『本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)』では、「水道(体内の行水の経絡)を利す」とあり、水分代謝を良くするもので、一方で「水道を利し、陽気を洩らし、降って昇らぬので、多食してはいけない」とあります。
それほどデトックス作用の強いもので、体を冷やす効果もあるため、食べる時には、しっかりとアク抜きしたものをいただきましょう。
- 血糖値の調節:蕨には、インスリンに似た作用を持つ成分が含まれており、血糖値の上昇を抑える効果があります。
- 健胃作用:蕨には、粘膜保護作用があるため、胃腸の調子を整える効果があります。
- 解熱作用:蕨には、解熱作用があり、風邪やインフルエンザなどの熱を下げる効果があります。
- 高血圧予防:蕨には、カリウムが豊富に含まれており、血圧を下げる効果があります。
- 利尿作用:蕨には、利尿作用があり、体内の余分な水分を排出する助けになります。そのため、むくみの解消にも効果的です。
- 美肌効果:蕨には、ビタミンAやビタミンCなどの栄養素が含まれており、肌の健康を促進する効果があります。
ただし、蕨には、アレルギー反応を引き起こす場合があります。
また、生の蕨には、タイプアルカロイドという有毒物質が含まれているため、加熱処理をすることが必要です。
たらの芽
ビタミンCやポリフェノールが豊富に含まれており、血液の循環を促進する効果があり、わらびには、食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整える効果があります。
- 血糖値の調節:タラの芽には、インスリンに似た作用を持つ成分が含まれており、血糖値の上昇を抑える効果があります。
- 健胃作用:タラの芽には、粘膜保護作用があるため、胃腸の調子を整える効果があります。
- 解毒作用:タラの芽には、毒素を排出する効果があります。
- 疲労回復:タラの芽には、ビタミンB1やビタミンCなどの栄養素が含まれており、疲れた身体を回復させる効果があります。
- 美肌効果:タラの芽には、ビタミンAやビタミンCなどの栄養素が含まれており、肌の健康を促進する効果があります。
- アンチエイジング効果:タラの芽には、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれており、体内の活性酸素を減らすことができます。そのため、老化や生活習慣病などの予防に役立ちます。
ただし、タラの芽には、加熱処理をしないと、タラノオトゲバエという幼虫が体内にいることがあります。また、アレルギー反応を引き起こす場合があります。
他に、こごみ、もやし、たけのこなども解毒する食材で、春の新芽を食べることによって、余分なものを取り去ってくれるのです。
なお、これらの食材、特にアクの強い山菜類は解毒作用が非常に強いため、胃腸が弱い人、下痢しやすい人、冷えやすい人、体力がない人は少量にとどめると良いです。
デトックスは余分なものを出すだけでなく場合によっては必要なものまで出してしまうことがあり、多く摂り過ぎると体力・気力までデトックスしてしまうので、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。
デトックスを助ける養生生活
肝のデトックス機能=「疏泄機能(そせつきのう)」がうまくいかなくなったり、低下したりするほとんどの要因は養生生活が原因です。
デトックス食材を摂りつつ、デトックスを促す生活養生を取り入れてみてください。
健康を維持するには、日常生活の中に養生(食事、運動、休養)の習慣を持ち、良いことは続け、良くないことは減らしていくことが大切で、養生とは「日常の生活習慣を改善する」ことです。
- 肝の疏泄機能の負担になる、アルコール、カフェイン、脂っこいものなどを避ける
- ウォーキングやストレッチ、軽い運動などで体の巡りを良くしたり、軽く汗をかけるようにしておく
- 早起きをし、太陽の日差しを浴びる
- よく眠る=東洋医学の内臓時間で肝はAM1-3時。この時間に寝ておくとデトックスがしっかりできる
- 夜のスマホ・PC・テレビの視聴は控えめにする
- ストレス発散を適度にする
生活養生は全て取り入れることは難しいと思いますので、まずはひとつ、この1週間やってみるところから始めると良いでしょう。
春のデトックスをしっかり取り入れて、スッキリした日々を過ごしていきましょう。
春の肝臓
春は、肝臓にとって重要な季節と言われていますが、それは春は肝臓の働きが活発になる季節だからです。
以下に、春において肝臓に注意する点をいくつか紹介します。
肝臓のデトックスを促す食品を摂取する
肝臓のデトックスには、ビタミンCや食物繊維が豊富な野菜や果物が効果的で、代表的なものには、レモン、キウイ、ブロッコリー、キャベツ、アボカドなどがあります。
アルコールや脂肪分の多い食品を控える
アルコールや脂肪分の多い食品は、肝臓に負担をかけるため、摂取量を減らすことが大切です。
適度な運動をする
運動によって、肝臓の代謝機能が活性化されることが知られています。
春は、気温も穏やかになり、運動するのに適した季節です。
睡眠をしっかりとる
春は、気温の変化が激しいため、睡眠不足になりやすい季節です。
睡眠不足は、肝臓の機能低下につながることがあります。しっかりと睡眠をとることが大切です。
以上のように、春には肝臓に注意し、健康な生活を送ることが大切です。また、肝臓に問題がある場合は、早めに医師の診断を受けることが大切です。
肝臓の働き
肝臓は、体内の代謝に重要な役割を果たしている臓器の一つです。
以下は、肝臓の主な機能です。
解毒機能
肝臓は、血液中の有害な物質を取り除いたり、分解・排泄することによって解毒します。
代謝機能
肝臓は、食物から摂取した栄養素を利用可能な形に変えたり、体内の代謝産物を分解したりすることによって、体内の代謝を調整しています。
貯蔵機能
肝臓は、グリコーゲンやビタミンなどの栄養素を貯蔵することができます。
分泌機能
肝臓は、胆汁を分泌することによって、脂肪の消化・吸収を助けます。
免疫機能
肝臓は、免疫細胞を生成したり、炎症に対する防御機能を持っています。
肝臓は、体内で多彩な働きを担っているため、健康維持にとても重要な臓器です。
まとめ
いたかがでしたか?
老廃物を出してくれる肝臓の働きを良くすることがダイエット効果を見込めそうなので、そのために生活習慣を整えることが大切になります。
そうすることで老廃物を促してくれ、春の楽しみでもある山菜を食べることで、解毒してくれます。
あのエグみがたまらないわけですが、それが解毒してくれる理由なので、たくさん食べてデトックスして、ダイエット効果が期待できそうですよね。
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