ほうれん草はダイエットの強い味方で、色々な調理方法がありますよね。
短い時間で茹でたりできるので時短で、しかも一年中食べられる野菜でもあり、ただ痛みやすいのが難点です。
そんな悩みを解決してくれる方法や栄養価について詳しくお話していますので最後までお読みくださいね。
ほうれん草と言えばポパイが頭によぎる
ほうれん草と言えばポパイが連想するくらい、今でも消えることなくイメージしてしまうのですが、これはアメリカのアニメーション作品である主演のポパイが強力な肉体を持つ船員で、ポパイの力の源は、ポパイが食べるスピンアップ(ほうれん草)でしたよね。
スピンアップを食べるとポパイは不思議な力を発揮し、困難な状況から脱出することができ、ポパイは子供たちの間でスピンアップを食べることの重要性を訴えるキャラクターとして広く知られていますよね。
ほうれん草は、実はポパイのような強い体を作るために非常に健康的な食品で、ビタミンやミネラル、抗酸化物質、食物繊維が豊富に含まれ、ほうれん草は、生で食べるサラダやお浸し、炒めたり味噌汁の具にしたりと色々な料理方法があります。
一方、ポパイは、ほうれん草を食べることで力を得るという設定のキャラクターであり、スピンアップは架空の食品ですが、ポパイのように健康的な食生活を送ることで、健康的で強い体を作ることができるんですね。
ポパイが何故ほうれん草を食べるのか?
ポパイがほうれん草を食べる理由は、ポパイの作者であるアメリカの漫画家エルジー・クリスラー・シーガーが自身の健康増進のためにほうれん草を摂取していたことに由来しているんです。
当時、ほうれん草は鉄分が豊富な食品とされ、特に貧血を抱える人々には重要な栄養素であると考えられていて、シーガーは自身の貧血に効果があったとして、ポパイにも同様にほうれん草を食べさせることで強さを与える設定を作ったんです。
その後、ポパイのほうれん草が力を与える設定は、ポパイの人気を高める要因のひとつとなり、現在でもポパイとほうれん草は切っても切れない関係として知られていまよね。
このほうれん草を食べてパワーアップ、というくだりは実は初めからあった設定ではなく、漫画連載当時はほうれん草の缶詰自体が生産されていなくて、キャベツ丸々1つを食べてパワーアップしていたそうです。
もともと、スポンサーとして「全米ベジタリアン協会」という組織がついたことで菜食主義を広める宣伝キャラクターとして1929年にポパイが生まれました。
連載を進め、話が進んでいくうちにほうれん草の缶詰が流通し始めまたが、当時の子供たちはほうれん草嫌いが多く、栄養豊富なほうれん草をなんとしても食べさせたい、という親の声が多く上がって、漫画のキャラクター、ポパイに美味しそうにほうれん草の缶詰を食べさせてパワーアップをさせることで子供たちが真似して食べたがるようにした、ということなんだそうです。
そして、そのほうれん草の缶詰は流通が悪いことで腐らせてしまうために、水煮缶が生まれたそうです。
現在は流通が良くなったので生で届けられるようになっています。
ほうれん草のダイエット効果
ほうれん草には低カロリーで高い食物繊維が含まれており、ダイエット効果が期待されています。
具体的には、以下のような点が挙げられます。
- 低カロリー:ほうれん草は低カロリーであり、ダイエット中に適した食材です。1カップ(30グラム)のほうれん草にはたった7カロリーしか含まれません。
- 食物繊維:ほうれん草には食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果があります。また、食物繊維は満腹感を促すので、ダイエット中に適度な量のほうれん草を摂取することで、食べ過ぎを防ぐことができます。
- 栄養素:ほうれん草にはビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カロテノイドなどの栄養素が含まれており、健康的なダイエットに必要な栄養素を補うことができます。
ただし、ほうれん草だけを食べてダイエットをするのは健康に良くないため、バランスの良い食生活と適度な運動を合わせて取り入れることが大切です。
ほうれん草の効能効果
ほうれん草には様々な栄養素が含まれており、以下のような効能・効果が期待されています。
- 美肌効果:ほうれん草に含まれるビタミンAやビタミンC、カロテノイドは、肌の老化を防止し、健康な肌を保つ効果があります。
- 目の健康:ほうれん草にはルテインやゼアキサンチンといったカロテノイドが豊富に含まれており、これらは目の健康に良いとされています。
- 骨の健康:ほうれん草にはカルシウムやビタミンKが含まれており、骨の健康を保つ効果があります。
- 肥満予防:ほうれん草には低カロリーで高い食物繊維が含まれており、食欲を抑える効果があります。
- 貧血予防:ほうれん草には鉄分が豊富に含まれており、貧血予防に良いとされています。
- 免疫力向上:ほうれん草にはビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が含まれており、免疫力を高める効果があります。
- 腸内環境改善:ほうれん草には食物繊維が含まれており、腸内環境を改善する効果が期待されています。
以上のように、ほうれん草にはさまざまな効能・効果が期待されてますが、個人差があるため、過剰な摂取は避け、バランスの良い食生活を心がけましょう。
ほうれん草のカロリーと糖質
カロリー | 糖質 | |
ほうれん草(生) | 18kcal | 0.3g |
ほうれん草(茹でる) | 23kcal | 0.4g |
ほうれん草は90%がお水なので残りが成分になるのでとってもヘルシーですよね。
そして、驚くことに茹でるとカロリーと糖質が増えるんですが、確かに茹でると甘味が出るので糖質が増えるのはうなずけますよね。
ほうれん草の本来の旬は?
ほうれん草の原産地は中央アジアのペルシャ地方ですが、日本には1600年代前半に伝わったと言われており、現在では品種改良も進み、さまざまな地域で栽培されています。
ハウス栽培もあるため一年を通して出回っているほうれん草ですが、本来の旬は11~2月ごろの冬野菜で、この時期のほうれん草は栄養価とともに最も甘くて美味しいです。
ほうれん草は寒さに耐えられる野菜で、そのような環境に置かれることで甘くなり、さらに冬のほうれん草は夏採りのものに比べてビタミンCの含有量がなんと3倍にもなります。
ただし、茹でたあと水にさらし過ぎると、ビタミンCが流れ出てしまうので、その点については十分気をつけましょう。
ビタミンC(100gあたり) | |
ほうれん草(冬採り) | 60mg |
ほうれん草(夏採り) | 20mg |
ほうれん草の保存方法
ほうれん草は根元を洗って汚れを取り除き、葉がピンとなるまで根元を水にひたし、キッチンペーパーで水気をふきとります。
新聞紙やキッチンペーパーなどで包んでからポリ袋に入れて袋の口を軽く閉じ、冷蔵庫で根元を下にして、立てて保存します。
もうひとつの方法は、ほうれん草をたっぷりの水で洗い、水気を切ってからビニール袋で密閉するというやり方で、ほうれん草を乾燥させないということが、長持ちさせるコツで、これらの方法でだいたい1週間程度は保存することができます。
まとめ
ほうれん草と言えばポパイが思い出してしまうことで、話が始まりましたが、作者自身が貧血気味で鉄分が多いほうれん草を食べていたことで効果がうまれたそうで、ほうれん草の栄養価が更に過ごそうですよね。
ダイエット中だからこそ栄養はあるもののカロリーが少ないのがありがたいですし、色が何といっても鮮やかで食欲をそそられますよね。
冷凍保存もできるようなので色々ためしてみるといいですね。
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