正解はささみなんですが、何でだと思いますか?
皮があるかないかの違いで、その皮には脂肪があるためなんです。
ダイエットと言えば胸肉と言われるのはコスパがいいのと料理のレパートリーがあるからなんだと思います。
更にささみと胸肉について詳しく説明していきますので、最後までお読みくださいね。
胸肉とは
鶏の胸肉は文字通り鶏の胸の部分で肉に厚みがあり、脂肪が少なくさっぱりした味になっています。
脂肪分が少ないためパサつきやすく、料理をする時には工夫をして、火を通しすぎないように注意が必要なこともあります。
鶏胸肉のパサつきの原因は、鶏胸肉は鶏もも肉に比べて脂肪がほとんどない分、水分をたくさん含んでいて、加熱中に肉の細胞に含んでいる水分が、どんどん外に出てしまい、パサパサになってしまいます。
加熱前に片栗粉をまぶしたり、糖分を加えた下味をつけたり、低温でじっくり加熱する等をすると水分が外に出ないようにできると言われています。
鶏胸肉は、もも肉などと比べて比較的安価で手に入れることができ、節約するにはぴったりの食材と言えますが、栄養はどうでしょうか。
鶏胸肉は低脂質、高タンパク質でヘルシーと言われており、さらにそのタンパク質には身体に必要なアミノ酸がバランスよく含まれていて、尚且つトリプトファンという幸せホルモンの材料となるアミノ酸や、良質な睡眠に必要なグリシンといったアミノ酸が豊富に含まれています。
そして、鶏胸肉のたんぱく質に含まれている成分の中にはイミダゾールペプチドなる疲労回復効果と抗酸化作用がある栄養素が含まれているとされており、美肌など健康、美容のためにも摂り入れておきたい栄養素と言えるのではないでしょうか。
ささみとは
ささみとは、実は名前からはあまりピンと来ないのですが、胸肉の一部のことで、胸肉は肉に厚みがあり、ほかの部位に比べると、見た目は白っぽい肌色になっています。
その胸肉に近接した場所で鶏の胸骨に沿って1本ずつ2つの笹の葉のような形をした部位になっており、胸肉の上質な部分です。
牛肉で言うと「ヒレ」にあたる部位になり、形が笹の葉に似ていることで「ささみ」と呼ばれているそうです。
「ささみ」も胸肉と同様、脂はほとんどなく淡白な味わいで肉質が柔らかいので食べやすく、胸肉とは味や食感が少し違うとされています。
ささみは火を通してもふっくらと柔らかく仕上がるのがささみ料理の特徴で、使う時に火を通すと簡単に裂いたりすることができるため、和え物やサラダに混ぜたりするのにも向いています。
ささみは胸肉の一部ですが、食品成分表から見ると、100g中のカロリーは皮付きの場合は胸肉の方が高く、脂肪分が多くなります。
タンパク質はささみにもしっかり含まれており、ささみには脂肪がほとんどないので、女性のダイエット食にささみを使う傾向があります。
しかし、胸肉も皮を取り除いて使用すれば、カロリーはささみとほぼ変わりがありません。
1羽から2本しか取れず牛肉のヒレに相当する鶏のささみは、胸肉より少し値段も上がります。
ささみと胸肉の4つのポイントで比較!
まず初めに確認しておきたいことですが、ささみも胸肉もどちらも鶏肉の部位のことで、具体的にどのような点が違うのか4つに分けて解説していきますのでそれぞれ確認していきましょう。
① どちらも部位は胸
実はどちらも鳥の胸の筋肉です。ただし「胸の筋肉」とひとくくりにするとわかりにくいので掘り下げてみていきましょう。ささみと胸肉を正しくは「深胸筋」と「大胸筋」といいます。深胸筋は翼を上げる筋肉であり、大胸筋は翼を打ち下ろす筋肉です。この大胸筋(胸肉)が深胸筋を包むように位置づいています。
② どちらも低カロリー
今回は栄養の代表格である糖質、たんぱく質、脂質の3つの項目を中心に紹介します。
種 類 | カロリー | たんぱく質 | 脂 質 |
ささみ/100g | 105kcal | 23g | 0.8g |
むね肉(皮なし)/100g | 108kcal | 22g | 1.5g |
むね肉(皮あり)/100g | 191kcal | 19.5g | 12g |
胸肉について「皮付き」と「皮なし」で分類しました。
皮には脂肪分が多く含まれており、皮を取り除くと実はささみとほとんど変わりありません。
③ 胸肉の方が肉感あり
調理法や味付けによって変わってきますが、基本的にささみも胸肉どちらも火を通すと「パサパサ」してしまいます。これはどちらのお肉も脂分が少なく、火を通すことで含まれている水分が飛んでしまうためです。しかし、「皮付き」の鶏肉であれば、お肉特有のいわゆる「ジューシー感」を楽しむことができるでしょう。
④ どちらも安価
鶏肉自体が牛肉や豚肉と比べて安いので、ささみと胸肉どちらも安いです。しかし、ささみの方が一羽からとれる量が少ないため、胸肉と比べると十数円高い値段となってますが、全体的に見れば重さにもよりますが、200~300円ほどで購入できますので、お財布に優しい食品です。
ささみと胸肉はダイエットに向いている理由
ささみと胸肉はダイエット時によく食べるものとして有名な食品ですが、なぜ、ダイエットにささみや胸肉を使うのでしょうか。
「カロリーが低い」以外にも様々なメリットがありますので、紹介していきます。
① 低糖質だからお腹が空きにくい
食事をとると血糖値はある程度上昇するのですが、「お腹が空く」状態とは血糖値が下がっている状態であり、脳から「糖分を補給するよう」指令が出ます。このときに糖質を多く摂ってしまうと、血糖値の変動が激しく間食や食事量の増加に繋がり体重増加や糖尿病に繋がるのです。
一方、ささみと胸肉は糖質がほとんど含まれていないため、食べても血糖値の変動が少なくお腹が空きにくい状態となり、ダイエットに繋がりやすい食品とされています。
② 高たんぱく質だから燃焼しやすい
食事をとると食べ物は消化され、必要な栄養素は分解&吸収されます。この分解されるときに使うエネルギーのことを「食事誘発性熱産生」といい、たんぱく質を分解するときには特に多く消費されるのです。この働きは代謝の底上げにもつながっています。
ちなみにタンパク質を吸収するときは摂取エネルギーの約30%を消費するんだ。例えば、100kcalのたんぱく質をとったら30kcalは食事誘発性熱産生によって消費される。その他、糖質は約7%で脂質は約4%しか消費されないから、いかにたんぱく質を吸収するのに熱を生み出しているかがわかるな。
③ とにかく安い
ささみや胸肉はスーパーやコンビニで200円程度と安く買うことができるため、ジム通いの手間や費用と比べると圧倒的に安く、かつ簡単に始めることができます。今ではサラダチキンとして売っているところも多く、料理をしなくともそのまま食べられる点も魅力の一つです。
ささみとむね肉、どちらがダイエットに向いてるの?
次に、ささみとむね肉のカロリーを把握したところで、ダイエットに向いているのはどちらがよいのか解説していきます。
結論からいえば、ダイエットにおすすめの食材は「ささみ」です。
それでは、なぜむね肉よりささみがダイエットに向いているのでしょうか。
① ささみがダイエットに向いている理由
ダイエットの敵は「脂質」ということを理解しているかと思いますが、鶏は動物ですから、もちろん「皮」があり、この皮に脂質が多く含まれているのです。
また、疲労回復効果の高いイミダゾールジペプチドという成分はむね肉よりもささみの方が多く含まれており、ダイエットや筋トレでは食事の配慮はもちろん、運動も取り入れることがメインにもなりますので疲れも溜まることでしょう。
イミダゾールジペプチドは、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があり疲れにくい体づくりに効果があるといわれているのです。
ダイエットで低カロリーに抑えたいのなら、成分に優れた「ささみ」もしくは、コスパのよい「むね肉の皮なし」をおすすめします。
そして調理法は、油を使わず高カロリーにならない「茹で」や「蒸し」にしましょう。
サラダチキンは効果的?
スーパーやコンビニで見かけることも多いサラダチキンは、ヘルシーで味のバリエーションも豊富なため、好んで食べている方も多いと思いますが、低カロリーで高たんぱく食品でも、やみくもに食べるのはおすすめしません。
サラダチキンは意外と塩分が高く、製品によっても異なりますが約1.1g〜2.5gの塩分が含まれており、むくみの原因にもなるため、過剰な摂取は控えましょう。
しかし、原材料は鶏肉であり、低カロリーで高たんぱく、低脂質で、プレーン味をはじめハーブ味やレモン味など、さまざまな味が販売されています。
飽きずにダイエットを続けるのには、サラダチキンをサラダと合わせて食べたり、スープに入れて食べたりして工夫しバランスよく摂取しましょう。
向いている料理や調理法で気を付けるポイントはある?
続いて料理・調理法についてですが、ささみと胸肉でそれぞれの性質が違いますし、食べる目的によっては料理の方向性も変わりますので、その点を踏まえながら紹介していきます。
ささみに向いている料理は?
ささみは胸肉と比べて、水分や油分を吸収しにくく煮込んで味付けをするような味付けを行っても、内部まで浸透しないことが特徴です。
そのため、あっさりと仕上がるサラダがオススメで、好みに応じてドレッシングを使うなどで味付けをするのが良いでしょう。
胸肉に向いている料理は?
胸肉は皮付きであれば脂分を含みやすい性質となりよりジューシーな食感が楽しめます。
この場合は、照り焼きや揚げ物がオススメで、反対にダイエット目的で食べるのであればヘルシーさが求められるので、油分を含まない蒸し鶏やサラダにするのが良いでしょう。
ささみの調理では加熱前にすじを取ろう!
ささみはお肉の性質上、熱を通すことで固く仕上がりやすい食品です。
少しでもおいしく食べるには調理前に「すじ」をとることをオススメで、熱を均一に通すためにも、一口大にカットすることも固くなりにくくする方法です。
胸肉の調理では水分を飛ばすな!
ダイエット目的であればおすすめできませんが、おいしく食べることを目的とするならば「加熱前に水分を飛ばさないよう下ごしらえをする」とよいでしょう。方法は「砂糖と酒に浸けること」。これを行うだけで仕上がりが大きく変わり、更に、浸ける際に片栗粉を少し加えることで、より水分が逃げにくくなります。
まとめ
いかがでしたか?
ささみと胸肉の違いは皮がポイントでしたね。
ささみよりも胸肉が好まれるのは、値段が安いという点が大きいかと思います。
それに料理の幅も胸肉のほうが多いような気がするため、毎日のことだとバリエーションがあったほうがいいですよね。
サラダにするならささみで細かく裂くことが出来るので、使い分けをするといいですね。
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